駒門風穴(三島市)

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約1万年前、富士山が大噴火をおこし、溢れ出た溶岩が現在の三島市まで流れたそうです。。その後、溶岩のガスが抜けて固まり、大きな空洞ができた。そのうちの一部分が、この駒門風穴と云う処です。

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これは鍾乳洞ではなく、まったく別の成因による「溶岩洞窟」なのです。約1万年前の噴火による三島溶岩流によってできた大型の洞窟で、富士山の溶岩洞の中でも大きな空間を有するものです。また、溶岩洞としては珍しく、洞穴性の昆虫が生息していることでも知られています。

富士山の周辺には、富士山の噴火による溶岩流で生成された溶岩洞窟があちこちにありますが、その多くは青木ヶ原樹海周辺にあるのに対し、ここは御殿場市のほぼ街中にあります。こんなに遠くの距離まで溶岩流が到達していたことにも驚きます。

場所がけっこう普通の街中のようなところにあるので、最初向かった時にはこんな街中にと驚きました。単に人家が近くにあるというだけでなく、あたりは山や崖ではなくほとんど普通の平地なのです。

入り口は家の脇を入り、鳥居があるので普通に神社の境内のような感じで、雑木林の公園のようなところに入っていくと、いきなり洞口が姿を見せます。平地が斜めに陥没したような入り口の周辺には、けっこうな冷気が流れています。「洞窟」というより防空壕のような感じに空いた入り口を降りると地表からはさほど深くありませんが、穴は奥へと続いてます。

洞窟は大きく二つの穴に分かれているのですが、やはり鍾乳洞に比べると穴の形状が単純で、まさにトンネルという感じです。岩が真っ黒で表面がテカテカ輝く部分の多いのが不思議です。

洞穴の内部は以外と湿っぽく、天井からポタポタと水滴が落ちて地面にも水たまりができています。「雨漏り」をしているという感じです。

硬い岩ながら、表面はさざ波のような、変化に富んでいます。それにしても、ほぼ平地の地面の下に地下室のように伸びているこの洞穴は、民家の下にまで空間が伸びていそうです。

足元が悪く、何度も転びそうになりながら奥へと進んでいく。足元を照らす照明はちょっと頼りない気がしました。照明を明るくしていないのは、この風穴に住む動物のためなんだそうです。暫くすると少し開けたコウモリ広場という場所に出ました。

このコウモリ広場には昔コウモリがたくさんいたのだそうですが、照明を付けたので、コウモリ達は、風穴の奥に引っ越してしまったのだそうです。洞穴に住む生き物は、光に敏感ななようです、駒門風穴でしか会えない動物がたくさん生息してるそうです。

風穴は年間を通じて約13℃。夏は涼しく、冬は暖かいという年中楽しめるスポットのようです!足元ばかりに気を取られていると、頭をぶつけてしまう注意が必要です。

歩きにくい地面もボコボコした壁もすべて1万年前のまま。富士山大噴火の歴史を実感することができます。

ぽっこり出ているのは溶岩鍾乳石(ようがんしょうにゅうせき)だそうです。約1万年前、溶岩のガスが抜けて、溶岩が冷えた際に垂れていた状態で固まったものということです。デコボコを触ってみて溶岩を体感するのもいいです!

風穴では、シマシマ模様の部分がよく目に付きますが、富士山から複数回にわたって溶岩が流れてきて、その時に風穴が削られてできた溝だそうです。駒門風穴は富士山から直線距離で約13km離れています。ここまで流れてくる富士山の噴火のパワーには驚かされます。

風穴の奥には、賽銭箱あります。富士山の神様、木花咲耶姫(このはなさくやひめ)を祀っているのだそうです。ここにお参りをして福を授かったと云う神話もあります。

「約1万年前の姿がそのまま残っている風穴。富士山の噴火の歴史を感じてみるのも面白いかもしれません。

 

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