とろろ汁

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とろろ汁のだしとして使われる素材は各地方で異なり、サバ、シイタケ、アユなどがありますが、「丁子屋」のとろろ汁はカツオだし。自家製の白味噌、厳選された卵、静岡産の自然薯(じねんじょ)にこだわることで深い味わいのとろろ汁に仕上がり、一口すするとホッとするような安心感が身体全体に広がります。

おすすめの食べ方は、少なめの麦ご飯にとろろをたっぷりかけて、よく混ぜ合わせること。麦ご飯のひと粒ひと粒にとろろ汁が絡むことで、ふんわりとした食感になり、まろやかさと風味がより一層増します。

自家製の白味噌で作った味噌汁もおかわりを頼みたくなるほどの美味しさです。また、自然薯は「ごぼう5時間、人参2時間、玉子たちまち、山芋やたら」と言われるほど、すぐに疲労回復できると考えられています。

店の所在地である静岡市駿河区「丸子」はかつて、東海道五十三次の20番目の宿場町「鞠子宿」と呼ばれていました。ここを訪れた江戸の旅人たちも、「丁子屋」のとろろ汁をすすり、旅の疲れを癒していたと伝えられてます。

静岡でとろろ汁と言えば丁子屋とすぐに名前が出る程で、歌川広重による浮世絵・東海道五十三次にも登場するとろろやとしてもその名は有名です。創業は慶長元年(1596年)、創業より420年という長い歴史を持つ老舗です。

浮世絵に描かれた丁子屋を再現した建物は、築350年の趣ある茅葺き屋根の古民家を昭和45年(1970年)に移築したものだそうです。中に入れば江戸の生活を感じられる囲炉裏や歴史を重ねた漆黒の柱など、まるでタイムスリップしたかと錯覚するほどです。

店内を見るだけでもその雰囲気は存分に感じられますが、併設されている歴史資料館では江戸時代の旅人が実際使用していた道具や広重にまつわる版画などが展示もされています。

「丁子屋」伝統の味のこだわりのひとつでもある「県内産の自然薯」への想い,もともと丸子周辺はアルカリ性の土壌で養分に富み、天然の自然薯が育ちやすかったのだとか。今では丁子屋を含む数軒になっているとろろやですが、かつては多くのとろろ店が軒を連ねていたそうです。

 

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