忍野八海は、富士山の伏流水による八つの湧水地で、富士山信仰に関わる巡拝地として八大竜王(優鉢羅竜王/うはつらりゅうおう)を祀っています。
道者・富士講信者は各湧水で水垢離を行い、翌日、富士登拝を行った。
長谷川角行(はせがわかくぎょう)が行った富士八海修行になぞらえ「富士山根元八湖(ふじさんねもとはっこ)」と唱えられた古跡の霊場と伝えられる。
1843年に富士講信者によって再興された。
菖蒲池には大きな菖蒲が生息し、伝説ではこの菖蒲を身体に巻くと病気が治るといわれています。
ある男が肺病にかかり、妻が食事や薬を使い手を尽くしても治らなかったのが祈願の際に受けたお告げ通りに池の菖蒲を体に巻いたところ、ひと月もせず治癒したと伝説が残されている。