真っ暗ななかで行われるため、お神酒を回す際、隣の人のお尻をつねって合図して盃を渡すという祭事が始まり、現在の暗闇のなかで神事や尻相撲を行う「尻つみ祭り」へとなっていきました。毎年11月10日の夜の神社で行われる尻相撲は「天下の奇祭 尻つみ祭り」と呼ばれています。
例年11月10日に開催される「尻つみ祭り」は、「音無神社」の祭事です。ご祭神がお産をする際、「自身の出産を見ないように」と言ったことから、暗闇のなかで祭事が行われるようになったと伝えられています。
神事が行われた後、尻相撲大会が開催されます。子供から大人まで年齢によって部門が設けられ、本気の戦いが繰り広げられます。
お囃子のリズムに合わせてお尻をぶつけ合う対戦の様子に、会場内が笑いと熱気に包まれます。
「尻相撲大会」申し込み方法
参加資格:
【個人の部/子供】小学生(保護者同伴)
【個人の部/大人】中学生以上
【団体の部】1チーム4人1組(個人/大人の部出場資格を有する方)
※各部門とも18歳未満の方は保護者の承諾書への署名及び提出が必要です。
試合方法:トーナメント方式
参加申込:「伊東観光協会」公式サイトから「大会参加申込書・誓約書」をダウンロードし、必要事項を記入の上、JR伊東線「伊東駅」構内の「伊東市観光案内所」へFAXで送信、または持参して申し込み
申込締切:11月9日(木)
※メールでの申し込みは不可
※定員(定数)に達し次第、募集終了
祭りが行われる「音無神社」
「尻つみ祭り」が行われるのは、伊東市に古くから鎮座する「音無神社」。ご祭神である豊玉姫命(とよたまひめのみこと/神武天皇の祖母)のお産が非常に軽かったことから、安産の神様、育児の神様として信仰されてきました。
源頼朝と八重姫の恋の伝説が残っている神社としても知られています。
おとなしの森
伊豆の流人となった頼朝は、やがて祐親の娘八重姫と結ばれます。祐親が大番役で上洛していたときの事でした。音無神社は、頼朝と八重姫が密会を繰り返した「おとなしの森」に鎮座する社。
天然記念物
境内には、樹齢1,000年以上といわれる伊東市指定文化財(天然記念物)のタブの木、シイの巨木があります。