自然に恵まれた温暖な静岡県には、早春の梅や椿、河津桜をはじめとする早咲き桜、菜の花、そしてソメイヨシノとたくさんの春の花おすすめスポットがあります。本当は教えたくない、とっておきの絶景スポットを紹介します。
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早春のわさび田 (伊豆市)
水がきれいで一年を通して冷涼な場所でしか育たないわさび。この条件を満たす筏場(いかだば)では、清流のせせらぎの中、視界一面に棚田上のわさび田が広がっています。いつ訪れてもきれいな空気と清々しい緑のわさびが迎えてくれますが、白いわさびの花が咲く早春(1~2月)や新しいわさびの葉が生い茂る春(3~4月)が特におすすめです。
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山中城跡公園(三島市)
小田原城を守る城として後北条氏により築城されました。西方防衛を担う重要な拠点でしたが、豊臣秀吉の大軍の攻撃により、わずか半日で落城したといわれる城。北条氏の滅亡とともに廃城となりました。障子彫や畝堀が残る城跡は、現在、公園として整備されており、特徴的な堀である「障子堀」が美しい山中城跡です。国指定史跡になっています。 現在緑豊かな史跡公園となっており、ツツジ・紫陽花・スイレン等が楽しめます。駿河湾・箱根連山をのぞむ景観も、みごとなものです。
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富士山と蓮華と東海道新幹線(富士市)
富士市富士岡地区は、富士山を背景に田んぼが広がるのどかな田園地帯。ここはその景色の中を走り抜ける新幹線の姿を撮影できる人気の写真撮影スポットでもあります。田んぼに緑広がる初夏や稲穂が黄金色に映える秋など、どの季節も郷愁を誘う日本の原風景を楽しめますが、れんげが咲き誇り一面が柔らかな紫色に染まる4月頃の景色が春の風物詩となっています。
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新緑の大茶園(牧之原市・島田市)
総面積5,000ヘクタールの見渡す限り緑のじゅうたんが広がる牧之原大茶園。この地のお茶の栽培は駿府に居を移した徳川慶喜に同行してきた武士たちを中心に広まりました。春には新芽が一斉に芽吹き、青空の下に柔らかな若緑広がる日本の原風景は私たちの心を和ませてくれます。
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天竜浜名湖鉄道沿線の桜並木(掛川市)
天竜浜名湖鉄道(通称:天浜線)は静岡県の西部を走る単線の鉄道。コトコトとのどかな日本の原風景の中を走る天浜線の春のイチオシは、桜木駅から原谷(はらのや)駅の区間です。桜木駅の周辺や、いこいの広場駅から原谷駅あたりまでの直線の桜並木と、3.9kmの区間で車窓の中から咲き誇る桜を楽しむことができます。自転車で颯爽と桜並木を駆け抜けるのもおすすめです。
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行興寺 熊野の長藤(磐田市)
熊野の長藤のいわれは、平安時代末期にこの地域(遠江)の国司だった平宗盛の寵愛を受けた熊野御前に由来します。熊野御前が生前愛したと伝えられる行興寺の長藤は樹齢800年を超える巨木で、国指定天然記念物に指定されています。隣接する豊田熊野記念公園の藤棚と合わせるとその面積はなんと1600㎡。某人気アニメでも鬼が嫌うと近頃話題の藤の花。藤の花の香りと紫色のグラデーションが広がる幻想的な空間が日頃の疲れを癒してくれます。
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浜名湖に浮かぶ赤鳥居に沈みゆく夕日(浜松市)
浜名湖の弁天島に建つ赤鳥居に沈む夕日が見られるのは、冬至(2023年は12月22日)の前後1ヶ月くらいの期間。また、日没時間は例年、11月21日頃で16時41分頃、1月21日頃で17時6分頃です。つまり赤鳥居に臨む弁天島海浜公園から、自然がつくり出す絶景ショーが眺められるのは、1年の限られた時期の日没前数分というタイミングだけなのです。
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