市街地西側のゆるやかな山間に位置し、三方を熱函道路などの主要道路に囲まれた4.4ヘクタールの都市公園です。園の歴史は古く、横浜の豪商茂木惣兵衛が、明治19年(1886年)に2.5ヘクタール開いたのが始まりで100年を超える歴史があります。
日本一早咲きの梅、日本一遅い紅葉の名所としても全国にその名を知られています。
海梅園の梅まつり開催に伴い令和6年1月6日(土曜日)から3月3日(日曜日)まで、熱海梅園への入園が有料となります。
3つの滝が流れ落ちる梅見の滝
園内の西側のモミジ小径を抜けたところには、「梅園 梅見の滝」があります。横から見ると3本の滝が流れ落ちていて、水の音が心地よい。
梅見の滝は滝の裏側を通ることができます。石で囲まれた細い通路を歩いていくと、滝の裏側にでることが!そこから滝と梅の景色を見ることができます。
初川の流れに沿って上流へ向かう細長い庭園です。順路に沿って歩けば効率よく回れます。
ここでは順路通りに主な見どころを紹介します。
漸住橋(ざんかばし)➡ 迎月橋(げいげつばし)➡ 雙眉橋(そうびばし)➡ 駐杖橋(ちゅうじょうばし))➡ 香浮橋(こうふばし)➡ 梅園橋(うめぞのばし)
梅園五橋
園内には梅園五橋と呼ばれる名所があります。いずれも初川の流れを渡ります。漸住橋(ざんかばし)の上からは紅葉が綺麗です。また、迎月橋(げいげつばし)のたもとにあるしだれ梅も見所です。
梅園橋(うめぞのばし)
澤田政廣記念美術館との連絡橋になっていいる梅園橋(うめぞのばし)。橋の上は見晴らしが良く、香浮橋を前景に園内全体を展望できます。
澤田政廣記念美術館
熱海出身の文化勲章受章芸術家、澤田政廣の代表作品を集めた美術館。 多くの木彫作品をはじめ絵画・墨彩・陶芸・版画・書などを多くの芸術の領域にわたった作品を展示しています。
熱海の海辺に育った澤田政廣(本名、寅吉)は、19歳で彫刻家を志し、高村光雲(たかむらこううん)の高弟山本瑞雲(やまもとずいうん)に師事しました。93歳で没するまで、多くの木彫作品をはじめ、絵画、陶芸、版画、書など、さまざまな芸術領域にわたり意欲的に創作しました。
日韓友好を願って建てられた韓国庭園
両首脳が熱海梅園を訪れ、園内を散策し歓談されたのを記念し、2002年(平成14年)日韓の友好と世界の平和が永久に続くことを願い、朝鮮時代の伝統様式と手法を取り入れた庭園を整備された。
韓国古建築専門家の安聲浩(アン・スンホー)氏監修のもと韓国建築関係者の手によって建築され、「堂」「大門」「塀瓦」等は、韓国の材料を使用しています。