毘沙門天大祭

「毘沙門天大祭」は毎年旧暦の1月7日~9日に開催され、聖徳太子が作ったとされるご本尊・毘沙門天王が裟婆(しゃば)に下りるとされる、この3日間に願掛けをすると特にご利益があると云われています。

富士市は江戸時代から製紙業が盛んで、その製造過程で余った紙を利用して作ったダルマを大祭で売るようになったのが、始まりとされています。「鈴川ダルマ」発祥の地です。

毘沙門天大祭のだるま市は、明治25年頃、静岡市にあった張子玩具店である「澤屋」の2代目杉本伝之助氏が、子ども向けのおもちゃと共にだるまを売ったところ、すぐに売り切れたことから始まったと伝えられています。

期間中は、食べ物や娯楽の屋台も、吉原駅から1㎞に渡ってズラ~ッと並びます。その数、なんと約500軒!

山内に鳥居があるので勘違いし易いのですが、「香久山 妙法寺(こうきゅうざん みょうほうじ)」という立派なお寺です。

このお祭りの名物は、全国各地から大集結するダルマ屋台。地元発祥の「鈴川ダルマ」の他、「高崎ダルマ」や「松本ダルマ」など毎年約50軒出店します。

古いダルマを納める「古ダルマ納所」も大変な人混み。一年の厄災を背負って下さったダルマを、ご供養しておたきあげしましょう。一年の厄災を背負って下さったダルマを、ご供養しておたきあげしましょう。

おたきあげ

「ダルマ開眼祈祷」ダルマの片方の目を入れる

「御祈祷」福徳万倍。大祭期間中に、秘法「火」の祈祷で今年の福を祈願しましょう

ダルマ開眼祈祷
本殿・御祈祷

「洞窟七福神」全長150mの地下道を回ると、一度に七福神すべてをお詣りできます

「龍神香炉堂」自分の悪いところに煙をかけると良くなるとされている。

洞窟七福神
龍神香炉堂

「くつ石」足の痛みを取り丈夫にすると云われています。

「お身拭い毘沙門天」身体の悪いところと同じ場所を、御布でさわると痛みを拭ってくれるといわれています

くつ石
お身拭い毘沙門天

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