伊豆の国市の伊豆長岡温泉三大祭りの一つ「鵺(ぬえ)ばらい祭」伊豆で生まれたあやめ御前の夫源頼政が平安時代、宮中を荒らす妖怪鵺を退治した伝説を再現した伝統芸能「鵺踊り」頭が猿、胴は虎で尾は蛇の妖怪鵺を追い払うことで福を招く新年の厄払い行事。
鵺の伝説で最も有名な「平家物語」での記載は「不思議な声で鳴く得体の知れないもの」であり、鵺という表記はありません。やがて他の書物にある記載と結びつき、この得体のしれないものが鵺だとされるようになり、現代では平家物語に登場する妖怪として知られています。
鵺を発見したらしい村人が何やら叫んだ後、太鼓の音に合わせてまずは小鵺、中鵺が元気よく跳ねながら会場に入ってきました。「鵺おどり」の始まりです。
大小の鵺が舞台に登場し、コミカルな踊りを披露した後、甲冑(かっちゅう)姿の頼政ら武士と派手な立ち回りを披露した。獅子舞のような大鵺は二人がかりで演じ、頼政との激しい戦いの末に倒れる
伊豆の国市古奈(こな)出身の「あやめ御前」の夫で平安時代の弓の名手である源頼政が、“頭が猿、胴体が虎、尻尾が蛇”という姿の妖怪「鵺(ぬえ)」を退治した故事を題材とした、「奇祭」とも称される厄除け祈願のお祭りです。