1414(応永21)年に及歎によって開かれた寺院です。慶安元年(1648年)には徳川家光公による御朱印状を受けましたが、寛文十一年(1671年)八月洪水により流出しました。。八世傳的が再興し、宝暦八年(1758年)には芝・増上寺の交代寺となりました。
松崎の街なかにありますが、松崎は山が迫っているので、この寺院も背後に小山を背負う落ち着いた場所です。
参道入口に構える、入母屋屋根桟葺の朱塗りの四脚の楼門がひときわ目立ちます。参道正面の本堂は、入母屋造本瓦葺流れ向拝で整った軒唐破風を起こし、大棟には寺号が掲げられています。
御本尊・阿弥陀三尊像は行基の作と伝わります。御本尊の上の仏天蓋には、伊豆の長八作とされる飛天、左右の欄間には石田半兵衛の作と伝わる十六羅漢の透かし彫りが刻まれています。また、裏庭は江戸時代に伊豆三名園のひとつと賞されたそうです。
山号 | 清水山(せいすいざん) |
寺院名 | 浄泉寺(じょうせんじ) |
宗派 | 浄土宗 |
本尊 | 阿弥陀如来 |
真言 | おん あみりた ていせい から うん |
住所 | 賀茂郡松崎町松崎43 |