第77番札所 円通寺

古くは弘法大師作と云われる観音像を安置したという、妙智山円通寺という名前の真言宗の小庵でした。 その後、東林友丘によって臨済宗に改宗となりました。 当時は那賀川の岸辺に沿って堂宇が建てられていましたが、今より200年ほど前に現在地に遷移しました。

治承三年(1179年)の創始といわれ、僧文覚が伊豆韮山に流罪の際、ここに寄寓したことから文覚を開祖とし、のちに文覚山と号しました。文覚はのちに当寺の奥の院となった観音堂で源頼朝公と会見し、源家再興を促したと伝わります。

松崎の街はずれ、伊那上神社の南側の路地おくにあります。参道まわりは広く、かなりの格式の寺院であったと思われます。

参道
山門
山号文覚山(もんかくさん)
寺院名円通寺(えんつうじ)
宗派臨済宗(建長寺派)
本尊聖観世音菩薩
真言おん あろりきゃ そわか
住所賀茂郡松崎町宮内130

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