寺の由緒書きに依ると、1192(建久3)年に栄西禅師がこの地を訪れ一宇を造り、祥雲山禅海寺と名づけたとありますが、住職に依ると栄西禅師は勧請されて始祖になったもので、実際は弟子の建立とのことです。
後に1252(建長4)年にこの寺院の本尊釈迦如来を夢に見た鎌倉幕府の6代将軍・宗尊親王と執権・北条時頼が堂宇を再建し、寄進をしたために、宗尊親王が開基とされています。
山門は切妻屋根桟瓦葺で大棟に寺号を掲げ、がっしりとした降棟を降ろす四脚門で、名刹の風格があります。本堂は背後に山を背負って寄棟造桟瓦葺。向かって左に寄せて唐破風の向拝を附設しています。
山号 | 祥雲山(しょううんざん) |
寺院名 | 禅海寺(ぜんかいじ) |
宗派 | 臨済宗(建長寺派) |
本尊 | 釈迦如来 |
真言 | のうまくさんまんだ ぼだなん ばく |
住所 | 賀茂郡松崎町江奈44 |