建久年間(1190-1198年)に創立と伝わる寺院です。後に安山という僧が再興、那賀村にあった当山を現在地に遷し、同時に檀徒も移住したといいます。永正4年(1507年)に焼失し、これ以外の詳細は伝わっていません。
松崎港に注ぐ那賀川沿い、建久寺地区にあります。「建久寺」の地名は、当初那賀村にあった当寺が檀家とともにこの地に移ったためつけられたとのこと。
寺号扁額を掲げた桟瓦葺の高麗門。正面が本堂で、向かって右手前に白い聖観世音菩薩像が御座します。
山号 | 曹源山(そうげんざん) |
寺院名 | 建久寺(けんきゅうじ) |
宗派 | 臨済宗(建長寺派) |
本尊 | 観世音菩薩 |
真言 | おん あろりきゃ そわか |
住所 | 賀茂郡松崎町建久寺68 |