第80番札所 帰一寺

1301(正安3)年に開かれた寺院で、当初は帰一庵と称していました。 後に帰一寺と名称を改めます。 1848(弘化5)年に現在の本堂が建立されました。

一山一寧(いっさんいちねい)は元からの渡来僧で、台州臨海県(現在の浙江省台州市臨海市)の出身です。早くに出家し、律・天台を修めた後、臨済禅に転じて阿育王寺の頑極行弥の法を嗣いだとされます。一寧の開山として、下諏訪の慈雲寺、信州中野の太清寺、そして帰一寺が伝わります。

松崎市街から婆娑羅峠を越えて、稲梓に抜ける県道15号松崎下田線。
帰一寺はこの道を松崎市街から数㎞走ったところ、船田地区の小高い丘の上にあります。

参道入口に扁額を掲げて桟瓦葺の山門。扁額には「海南禅林」とあります。
ここから坂道&石段を登っていきます。

山門
扁額
山号萬法山(まんぽうざん)
寺院名帰一寺(きいちじ)
宗派臨済宗(建長寺派)
本尊観世音菩薩
真言おん あろりきゃ そわか
住所賀茂郡松崎町船田39

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