浅間大社の流鏑馬

浅間大社の流鏑馬は、社伝によると建久4年(1193)源頼朝が富士の裾野で巻狩を行った際、当大社に流鏑馬を奉納し武運長久・天下太平を祈願したことから始まるとされています。

流鏑馬(やぶさめ)は走っている馬上から的を射る武芸の一つです。もとは、「うまゆみ」といい、のち「矢馳馬(やばさめ)」と呼び名を変え、転訛して「やぶさめ」となったという説があります。

5月4日馬場祓・かむなかけの儀、5日には富士宮市無形文化財に指定されている浅間大社流鏑馬式・練行・小笠原流神事流鏑馬式が行われます。

馬場入り=「先御子乗り」の射手1騎が馬場を駆け抜けます

馬場元より馬場末まで御子が馬に乗り走ります。

各地域より出場した射手代官と古式流鏑馬射手が入場します

馬改め=・馬改め役が5騎の立髪、毛色、射手の装束、馬具などを詳細に検分

射手代官が見守る前で、馬改めが行われます。

上状・問いの行事=射手代官が奉仕する射手の名を奏上、祢宜(ねぎ)が呼び立て確認

射手代官上げ状を読み上げます。

行ない=天・地・四方を射る型をして最後に的を射ます。

行いが始まりました、天を指し馬を回します

行いの最後には的を射ます

本乗り=1騎ずつ馬場を駆け抜け的を射ます。

古式射手五騎により本乗り(流鏑馬)が行われます。

最後に弓を置いて、馬を疾駆させ馬場を二往復します。

本乗りを終え、馬場元に引き上げる古式流鏑馬射手達

馬場入りの後、所役が所定の位置につき、馬場元役が紅の大扇を掲げ、馬場末役が白の大扇をかざしてこれに答えるといよいよ流鏑馬の始まりです。

一ノ射手は揚扇を行い疾走し二つの的を次々に射抜く姿は見事というほかありません。三ノ射手までが正射手で、その他を平武者といって区別してます。違いは装束にありますので注意して見て下さい。

15~20騎ほどの流鏑馬がおこなわれ終了となります。


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