世界文化遺産富士山の構成資産

世界文化遺産富士山の構成資産を、一泊二日で周遊するコースです。遠景の富士を仰ぐ三保松原から始まり、富士山本宮浅間大社、白糸の滝、と富士山に近付くほどに、眺めも大きく変化。二日目は山宮浅間神社などを経て、表富士五合目まで登り、山頂にぐっと迫ります。帰路は裾野方面に下り、東南側からの富士山の景観を楽しみながら、須山浅間神社に参拝します。移動中も富士山麓ならではの雄大な眺めの数々に出会えます。

東名清水インターで下りる

東名高速清水ICから車で25分 三保松原

三保半島の砂浜海岸と黒松の林が織り成す三保松原は、富士山の景勝地を代表する名勝であり、典型的な富士山画の画題にもなった、富士山から最も離れた構成資産です。

中心スポットは天女伝説や能の舞でも知られた羽衣の松。近景の松原との対比が、いっそう富士山の美しさを際立たせています。

所在地:静岡市清水区三保
お問い合わせ:静岡市観光コンベンション協会 清水事務所
電話:054-388-9181

三保松原から車で約30分 日本平

時間に余裕がある時は、日本平山頂まで足を延ばしてみては。清水港を眼下に、山据を長くひく富士山から南アルプスまで絶景が続きます。

日本平山頂からは、徳川家康公が祀られている国宝久能山東照宮までロープウェイで行くことができます。

所在地:静岡市駿河区池田~清水区馬走
お問い合わせ:静岡市観光交流課
電話:054-221-1310

日本平 から車で約45分 道の駅 富士川楽座

富士市までのドライブは、富士山の眺めが良い東名高速道路がおすすめ。

富士川SAに隣接した道の駅富士川楽座は、日本三大急流に数えられる富士川の向こうに富士山を望む絶好のビューポイント。

駿河湾名産の桜えびや釜揚げしらす、新鮮な地元の海の幸満載のレストランやプラネタリウムなどお楽しみがいっぱい。

所在地:富士市岩渕1488番地の1
電話:0545-81-5555(9:00-17:00)
ウエブサイト:http://www.fujikawarakuza.co.jp/

富士川楽座 から車で約25分 富士山本宮浅間大社

1200年もの歴史を持つ富士山本宮浅間大社は、全国の浅間神社の総本宮であるとともに、駿河国一ノ宮としても知られる構成資産です。本殿・幣殿・拝殿・楼門は徳川家康の寄進によるもので、約1万7000坪の広大な敷地には、平成の名水百選に選ばれた特別天然記念物湧玉池(わくたまいけ)があり、そこから流れる神田川とともに清冽な水景を形作っています。

富士山本宮浅間大社 から車で約25分 白糸の滝

芝川から分岐した流れとともに、富士山からの伏流水が、溶岩性の崖状の地形を無数の糸にように流れ落ちることから名付けられた構成資産の1つ白糸の滝。

近隣の音止めの滝とともに訪ねることができます。白糸の滝は、滝つぼの下流側に架けられた滝見橋からの眺めも圧巻。

日本の滝百選にも選定されています。

所在地:富士宮市上井出・原
お問い合わせ:公益社団法人 富士宮市観光協会
電話:0554-27-5240

白糸の滝 から車で約25分 人穴富士講遺跡

人穴浅間神社境内にある人穴富士講遺跡は、富士講の開祖とされている長谷川角行が、16~17世紀にかけて修行をした聖地とされる、構成資産のひとつです。

「吾妻鏡」にも「浅間大菩薩(せんげんだいぼさつ=富士山の神の名称のひとつ)の御在所」と伝えられ、

「長さ約83メートルの人穴と呼ばれる溶岩洞穴と境内には角行をはじめとする信仰者の供養碑や顕彰碑が多数現存しており、神秘的な雰囲気となっています。

所在地:富士宮市人穴206

人穴富士講遺跡から車で約20分 田貫湖

富士宮市猪之頭にある田貫湖は周囲約4kmの人造湖ですが、もともとの沼地をせき止めて生まれた湖のため、

自然湖とほとんど変わらない美しい景観と静謐な環境で知られています。

湖面に映る富士山はもちろん富士山頂から朝日が昇るダイヤモンド富士の撮影地としても有名な構成資産です。

湖畔を一周できる遊歩道が設けられているほか、湖の西側には宿泊施設の休暇村富士と田貫湖ふれあい自然塾が開設されています。

所在地:富士宮市佐折
お問い合わせ:公益社団法人富士宮市観光協会
電話:0544-27-5240

休暇村富士または富士宮市内 で 宿泊

山宮浅間神社

山宮浅間神社は、富士山本宮浅間大社が現在の地に遷座される以前に祭祀が行われていた神社であり、

大和武尊の創建であると言われている構成資産のひとつです。通常は本殿にあたるところに建造物は存在せず、

富士山そのものを対象とする遥拝所が設けられているところが古代の富士山信仰の原型を伝えるものとされ、

境内には悠久の時を感じさせる空気が満ちています。

所在地:富士宮市山宮740

山宮浅間神社 から車で約15分 村山浅間神社

中世には富士山中で霊験を求めて修行する人々が歴史に現れ、後には富士山での修験道に発展しました。

村山浅間神社はそうした信仰活動の中心となり、近世から近代にかけての時代まで、現在の富士宮口登山道にあたる大宮・村山口登山道を司っていたと言われています。

静けさの中にも緊張感の漂う神域が印象的な構成資産のひとつです。

所在地:所在地:富士宮市村山1151

村山浅間神社 から車で約60分 富士山五合目

富士山スカイライン(表富士周遊道路)の登山区間の終点にあたり、標高は約2380m。

マイカーで到達できる標高としては国内最高点にあたり、標高1500m以上を構成資産としている富士山域に位置しています。

伊豆、駿河湾、三保松原を含む三保半島等が大スケールのパノラマを展開します。

また五合目付近は森林限界に相当します。

※富士山スカイライン登山区間(二合目から五合目)は冬季は閉鎖、夏季もマイカー規制があります。

閉鎖時期や規制時期に関しては事前にご確認ください。

※富士山スカイライン周遊区間(二合目以下)も冬季は凍結、積雪があり、通行止めとなる場合があります。

※登山の装備がない場合は、登山道等への進入は危険です。おやめください。

所在地: 富士宮市富士山五合目

富士山五合目から車で約40分 水ヶ塚公園

富士山スカイライン(表富士周遊道路)の周遊区間、二合目付近に位置する格好の休憩ポイントで、広い駐車場やトイレ等を備えています。

宝永火口とともに見上げる富士山は独特のシルエットを描き、フォトスポットとしても秀逸。標高は約1500mです。

所在地:裾野市須山2308-5

水ヶ塚公園 から 車で約40分 須山浅間神社

構成資産のひとつでもある須山口登山道の起点にあたり、山宮浅間神社同様、日本武尊の創建と伝えられます。

16世紀には神社が存在していたことが確認されており、1707年の宝永噴火では登山道とともに大被害を受けたものの、1823年に社殿が再建されています。

巨木に囲まれた境内は富士山信仰の長い歴史を感じさせます。

所在地:裾野市須山柳沢722

車で約25分 東名御殿場ICまたは裾野IC

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