かつては仁科の安城山麓にあった法眼庵という小さな庵でしたが、海濤により大破、荒廃しました。享保年間にこの地を修行で通りかかった僧、幽厳が法眼庵と堂ヶ島の走嶋山長平寺の荒廃を嘆き、二院を合併して正島山法眼寺としました。
法眼庵から数えて約四百年の間、西伊豆・仁科の海で働く人々の安全と繁栄のための鎮守の寺として続いてきたといいます。西海岸を走る国道136号沿いの仁科の街なかにあるのが法眼寺です。
水引虹梁両端に禅宗様の木鼻、身舎側に繋ぎ梁、中備に寺号扁額を掲げています。本堂内は綺麗に整頓され、天井の格子には綺麗な花の天井画が施されていました。
山号 | 正島山(しょうとうざん) |
寺院名 | 法眼寺(ほうげんじ) |
宗派 | 臨済宗(建長寺派) |
本尊 | 聖観世音菩薩 |
真言 | のうまくさんまんだ ぼだなん ばく |
住所 | 賀茂郡西伊豆町仁科860-1 |