第35番札所 慈眼院

安政4年(1857年)初代駐日総領事タウンゼント・ハリスが、日米修好通商条約締結のため江戸へ赴く途中で一泊したお寺。ハリスが使用した曲録(椅子)が残っています。

梨本村 曹洞宗 逆川普門院末 本尊観世音 舊真言宗慈眼庵ト称シテ天城山中ニ在リキ 慶安(1648-1652年)中此地ニ移シ 普門院雲國和尚ヲ開山祖トス 是時ヨリ院号ト為ス」とありますので、少なくとも江戸時代には創立しているようです。

伊豆山中に真言宗の庵として草創、慶安(1648-1652年)年間に現在地に遷り普門院雲國和尚を開山祖として庵を院に改めています。

国道に面した山門は切妻屋根銅板葺の四脚門。正面の本堂は寄棟造桟瓦葺で大棟に「慈眼院」の院号を掲げています。向拝柱はなく、向拝扉と両側に花頭窓。本堂内は禅刹らしいすっきりとしたつくりで、正面見上げに山号扁額を掲げています。

山門
石仏群
本堂
本堂内
向拝
山号天城山(あまぎさん)
寺院名慈眼院(じげんいん)
宗派曹洞宗
本尊聖観世音菩薩
真言おん あろりきゃ そわか
住所賀茂郡河津町梨本28-1

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