古くから小さな釈迦堂があったところに、1429(永享元)年に無範という僧が留まり、喜捨によって堂宇を建立し、常在寺という臨済宗に属する寺を開きました。
古くから小さな釈迦堂があったところに、永享元年(1429年)無範という禅僧が留まり、近在信徒の喜捨によって堂宇を建立し、常在寺と号して臨済宗寺院を開いたとされます。当時は蛇石峠は越えず、第69番常石寺から南方に山越えをして子浦の第70番金泉寺に入ったものとみられます。
県道から一本入った路地に、かなり急な参道階段を構えています。本堂は寄棟造桟瓦葺で向拝柱はなく、大棟を高く持ち上げた特徴のある意匠。
いまも残る豪商の蔵や邸宅の壁は”なまこ壁”(平瓦を壁に貼り付け、目地を漆喰で盛り上げる手法)で仕上げられ、「松崎のなまこ壁」として有名です。
山号 | 霊鷲山(れいしゅうざん) |
寺院名 | 常在寺(じょうざいじ) |
宗派 | 臨済宗(建長寺派) |
本尊 | 釈迦如来 |
真言 | のうまくさんまんだ ぼだなん ばく |
住所 | 賀茂郡松崎町岩科南側321 |