延徳元年、南渓によって創建された寺院という以外の沿革は不明です。町指定有形文化財である見事な鹿の襖絵や、境内には、隠れキリシタンの信仰と思われるマリア観音像があります。
「塚本村 奈古谷國清寺末 本尊地蔵 亦創始ヲ知ラス或日明應文亀(1501-1504年)ノ頃南渓和尚建ツト」とあり、延徳元年(1489年)、南渓によって創建された寺院という以外の沿革は記されていません。
山内入口に伊豆八十八所霊場の札所碑。小山を背負った本堂で、手前に聖観世音菩薩の立像が御座。寄棟造桟瓦葺で向拝を付設し、水引虹梁まわりは比較的シンプル。格子扉のうえに寺号扁額を掲げています。
山号 | 金寶山(きんぽうざん) |
寺院名 | 興聖寺(こうしょうじ) |
宗派 | 臨済宗(円覚寺派) |
本尊 | 延命地蔵菩薩 |
真言 | おん かかかび さんまえい そわか |
住所 | 田方郡函南町塚本431 |