町歩きの温泉

修善寺温泉

開湯1200年の歴史を持つ「伊豆三古湯」の1つ。807年、この地を訪れた弘法大師が桂川で病気の父親の体を洗う少年の姿に心を打たれ、手にしていた独鈷杵(仏具)を打ちつけて霊湯を湧き出させたのが始まりといわれる。その後その父親の病気が治ったことから、この地方で温泉療法が広まったという。この「独鈷(とっこ)の湯」は伊豆最古の温泉ともいわれ、今も熱い湯が湧き修善寺のシンボルとされている。

泉質:単純温泉

効能:神経痛、リウマチ、筋肉痛、関節痛、胃腸病など

熱海温泉

源泉500本以上、総湧出量約1万8000L/分と有数の温泉量を誇る熱海温泉。昭和初期までは大部分が硫酸塩泉であったが、過剰揚水などで海水が広範囲に浸入して塩化物泉の分布が広がったといわれている。現在でも内陸部を中心に硫酸塩泉の温泉も多く、そのほかにも単純温泉、アルカリ性単純温泉など、多くの温泉地を抱える静岡県内でも最も多くの分析件数を誇っている。

泉質:塩化物泉、硫酸塩泉

効能:婦人病、高血圧、動脈硬化など

伊東温泉

平安時代に上総介藤原資範が入浴したという記録も残る古い歴史を持つ伊東温泉。現在は源泉約722本、毎分3万1520Lという全国第3位の動力湧出量を誇る温泉地。豊富な湯量と25~68℃という泉温を生かし、源泉かけ流しのお湯を提供している宿もある。昔ながらのお風呂を楽しみたい場合は、「七福神の湯」に代表される7カ所ある共同浴場を巡ってみるのも良いかと思います。

泉質:単純温泉、塩化物泉

効能:神経痛、リウマチ、疲労、婦人病、胃腸病、冷え性

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