草薙神社龍勢花火

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毎年9月20日に草薙神社秋季例大祭が催されます。この後の休日に龍勢花火が盛大に打ち上げられます。

背の高い木に囲まれた、幻想的な雰囲気の石鳥居が目印の草薙神社。入口から提灯と縁日で祭りっぽい雰囲気です.

草薙神社
縁日
例大祭の飾り
例大祭の飾り

径60~70mm、長さ1m足りずの竹筒に火薬を詰め込み、その爆発力と瞬時の焼力を推進力として打ち上げられる竹製ロケットです。

竹製ロケット

昼は点火上昇時の白煙を天空に舞い上がる龍に見立てて「龍勢」と呼びます。夜は満天の星の中、火焔を吹き出して上昇する姿を流れ星に見立て「流星」とも呼びます。

龍勢
流星

戦国時代の狼煙から発展したもので、安政年間頃から草薙神社で伝統的に打ち上げが行われているとのこと。その技術は口伝によって現在まで伝えられているそうです。

この龍勢又は流星を郷土の伝統文化として、祭りのメーンイベントとして、その打上げ技術や様式を保存伝承している地域が、現在全国で4地区有ります。静岡市草薙地区、埼玉県秩父市吉田地区、藤枝市岡部朝比奈地区、そして滋賀県米原地区です。

草薙地区の町内ごとに見物席が整備されていた。地元衆が集まる伝統行事そのもの。会場は草薙神社の奥隣、スポーツ広場です。

酒が販売されていた。キッチンカーがいくつか出店してました。軽食を食べながら龍勢の時間を待てます。

観客

龍勢は昼の部12発・夜の部4発のみ。打ち上げ団体の紹介アナウンスがあり、団体により打ち上げの伝統的な口上が読み上げられます。小学生→大人の順で、割と長い口上です。

保存会の皆さん

打ち上げは20分ごとに1本ずつ。口上が終わったタイミングで、ビュウウウウという大きな音を伴って、白い煙が打ちあがります。

ドン!と炸裂音。それと共に白い煙の先から赤色の煙が垂れて黄色の煙い垂れてきます。。赤は二股に割れ、八の字の形に…。

色などは作り手に寄って変わるそうで、昼の龍勢はこのように色のついた狼煙型、夜は光を伴った狼煙の流星に…。

舞い降りる落下傘。打ち上げ後の大龍勢が回収される

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