第33番札所 正定寺

創建当時は来迎庵という真言宗の寺院でした。 1598(慶長3)年に華山和尚により浄土宗に改宗しました。 1670(寛文10)年には、周辺を襲った大津波により寺院も大きな被害を受け、本尊だけがわずかに残ったと伝えられています。

創立は養和元年(1181年)で当初は合歓木というところにあり真言宗で来迎庵と号しました。開山は源誉存応観智國師、開基は村木善左衛門とされています。慶長三年(1598年)、華山和尚が正定寺と号を改め浄土宗に改宗しました。

海辺の寺院で、寛文十年(1670年)、台風の波浪(大津波とも)で堂宇などが流出という記録が残tってます。文化十二年(1815年)、徳本上人が伊豆相模を摂化の途次、当寺に留錫布教と伝わり、御名号一幅を残すといいます。

山門は南側にあり、柱二本の変わった形状です。本堂は寄棟ないし宝形造桟瓦葺流れ向拝で、水引虹梁両端に獅子・貘の木鼻、頭貫上に斗栱、身舎側に海老虹梁、中備に板蟇股を構えています。堂内に仁王像、御内陣の御本尊・阿弥陀如来も向拝から拝めます。

本堂
向拝
鐘楼
山号見海山(けんかいざん)
寺院名正定寺(しょうじょうじ)
宗派浄土宗
本尊阿弥陀如来
真言おん あみりた ていせい から うん
住所賀茂郡東伊豆町稲取833-1-1

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

コメントは承認待ちです。表示されるまでしばらく時間がかかるかもしれません。

Translate »