第38番札所 禅福寺

元々は観世音菩薩を祀る真言宗の小さな庵でした。 貞和年間(1345~1350年)以来衰微していましたが、曹洞宗となり寺号も「禅居庵(または禅教院)」としました。 さらに後に、伽藍を建立し寺名も「禅福寺」と改称し、今に至ります。

当初は観世音菩薩を奉安する真言宗の小庵で、貞和年間(1345-1350年)以来衰えましたが、 永正(1504-1521年)のころ相州香雲寺開山の霊叟禅師が入られて曹洞宗となり「禅居庵(または禅教院)」と号し、元和八年(1622年)に香雲寺9世宗樹ないし、寛永中(1624-1644年)に大室和尚が伽藍を整え「禅福寺」と号を改めたと伝わります。

禅福寺は、かつて伊豆最古の神社とされる伊古奈比咩命神社(白濱神社)の別当をつとめたともいわれます。

白浜漁港の山側、路地奥に階段参道。門柱のむこう正面が本堂で、入母屋造銅板葺流れ向拝。向拝部に端正な軒唐破風を起こしています。水引虹梁両端に雲形の木鼻、頭貫上に斗栱、身舎側に海老虹梁、中備に蟇股の構成です。向拝正面サッシュ扉のうえに山号扁額を掲げています。

参道
門柱
本堂
向拝
扁額
山号興國山(こうこくさん)
寺院名禅福寺(ぜんぷくじ)
宗派曹洞宗
本尊釈迦如来
真言のうまくさんまんだ ぼだなん ばく
住所下田市白浜351

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