下賀茂温泉の北側、上賀茂地区にある札所寺院です。1500(明応9)年に草創された律院で、当初は普済庵という名称でした。
明応九年(1500年)泉屋鉄眼の開基により草創された律院で、当初は普済庵と号しました。
のちに、田村将軍の末孫・田村正広が来山し一宇を建立して田村将軍を祀り、信仰厚かった観音像を本尊として奉安し中興開基、大安寺三世の祖庵孝孫を中興開山として律を改め曹洞宗に改宗し、寺号も最福寺と改めて現在に至ります。
右手に寺号標、左手に「不許葷酒入山門」の戒壇石という禅刹らしい構え。山門は切妻屋根桟瓦葺の四脚門?で、山号扁額を掲げています。本堂は寄棟造桟瓦葺で向拝柱のないつくり。
向拝見上げに寺号扁額を掲げています。
山号 | 田村山(たむらさん) |
寺院名 | 最福寺(さいふくじ) |
宗派 | 曹洞宗 |
本尊 | 観世音菩薩 |
真言 | おん あろりきゃ そわか |
住所 | 賀茂郡南伊豆町上賀茂301 |