第2番札所 弘道寺

天正年間(室町時代)に福寿庵と称し創建された古刹で、本尊は行基作と言われる聖観世音菩薩です。 何度かの火災により、詳細な縁起は焼失しています。寺伝によると、弘治年間(1555-1558年)、最勝院七世笑山精眞禅師を開山とし、福寿庵と号して当町東原にありましたが、第二世気添龍意和尚が現寺地に遷され、天城山弘道寺と号を改めました。

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第3番札所 最勝院

吾宝宗璨を開祖とし、1433(永享5)年に創建された歴史ある寺院です。 五哲と呼ばれた優れた門下僧らにより、門派の寺は1400を超えます。自然豊かで、静かな雰囲気の境内には西国三十三観音札所を模した霊場があります。 秘仏である火防薩埵菩薩は、天狗の伝説にまつわるものです。

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第9番札所 澄楽寺

791(延暦10)年に、弘法大師によって開創されたと伝えられています。伊豆八十八ヶ所霊場の中でも歴史のある寺院です。

桂谷二十一ヶ所巡礼の第9番、伊豆中道観音霊場の第27番札所でもあり、それぞれ1915(大正4)年2月と1902(明治35)年9月に書かれた御詠歌が残っています。

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第10番札所 藏春院

蔵春院は、第9番澄楽寺からほど近い田京(たきょう)の地にあります。1438(永享10)年に起こった永享の乱で、主君の足利持氏を死に追いやったことに責任を感じた関東管領の上杉憲実が、菩提のために建立した寺院です。

憲実から寺院建立を懇請された宗能禅師がその造立の際に、この地に棲んでいた悪龍を鎮めたという龍神伝説が残ります。 1947(昭和22)年に全山の七堂伽藍を焼失しましたが、1978(昭和53)年11月に本堂が再建されました。

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