徳川家康ゆかりの史跡

静岡県は家康の75年の生涯のうち40年以上を過ごしたゆかりの深い土地です。特に中部エリアから西部エリアに数多くのゆかりの場所が沢山あります。その中から、観光におすすめの史跡を紹介します。

幼少期

静岡浅間神社(しずかせんげんじんじゃ)

静岡浅間神社

古くから駿河国総社として朝廷、武将らの篤い崇敬を集めてきた神社。家康がこの神社で元服式を行ったことや、武田氏との攻防の折に社殿を焼き払うことを余儀なくされたものの、後に誓いを果たし再建を果たしたことが伝えられています。江戸時代末期に全国から職人を集め60年をかけ再建された現在の社殿群はすべて国の重要文化財に指定されています。

清見寺(せいけんじ)

清見寺

臨済宗妙心寺派の寺院。駿河湾を望む天然の要害に位置しており、古来幾度となく戦乱に巻き込まれてきたため、足利尊氏、豊臣秀吉、今川義元、徳川家康ら名だたる武将にゆかりがあるお寺です。「家康公手習いの間」の遺構が残されているほか、家康が朝鮮との国交回復のために再開した朝鮮通信使に関する記録が残されています。

織田同盟・豊臣臣従時代

浜松城

浜松城

戦国時代(1570年)に家康が築き、29歳から45歳までの約17年間を過ごした城。家康がこの浜松城を足掛かりに天下統一を成し遂げ、歴代の城主も次々と江戸幕府の要職に就いたことから「出世城」と呼ばれ、パワースポットとしても注目を集めています。天守閣は1959年に復興されたものですが、野面積みの石垣は400年の時を超えその姿を今に残しています。

小國神社(おくにじんじゃ

小國神社

1400余年の歴史を持ち、遠江國一宮として皇族や武将らから篤い信仰を集めてきた古社。 境内には、犬居城攻略の道すがら参拝した家康が腰かけたとされる石があり、その後幾多の試練を乗り越えて天下統一を成し遂げたことから「家康公立ち上がり石」と呼ばれています。杉や檜の巨樹が繁る広大な御神域・古代の森は紅葉の名所としても有名です。

法多山 永尊寺(はったさん そんえいじ)

永尊寺

厄除け観音として親しまれている法多山は、高野山真言宗の別格本山で、725年に行基上人がこの地に本尊正観世音菩薩を安置したことが縁起とされています。武将からの崇敬も篤く家康には五万石の格式を以って遇せられたと伝えられ、本坊前には家康お手植えの松が残されています。江戸城登城の土産物に加えられた名物厄除け団子は今も地域で愛されています。

秋葉総本殿 可睡斎(あきはそうほんでん  かすいさい

可睡斎

室町時代初期に開山した曹洞宗の巨刹。家康は幼少期に臨済寺で、後に可睡斎11代住職となる等膳和尚に教育を受けていました。後に浜松城に招かれた和尚は、家康の御前で居眠りをしてしまいます。可睡斎の名は、その姿をご覧になった家康が、和尚を叱ることなく「和尚、眠る可し。」と仰せらたことに由来していると伝えられています。

医王山薬王院 油山寺(いおうざんやくおういん ゆさんじ)

油山寺

行基が701年に開山した目の霊山として知られる真言宗の古刹。家康が武田信玄と戦いの際に、油山寺に立てこもり、油山寺一山の守護神である軍坊大権現に戦勝を祈願した。すると、神が現れつり鐘を授けられたので、そのつり鐘を溶かして鉄砲を作り武田軍に挑んだところ、まるで神が乗り移ったような勇ましさであったという昔話が残されています。

高天神城跡(たかてんじんじょうあと)

高天神城跡

標高132mの鶴翁山の地形を生かして要衝に造られ、「高天神を制するものは遠州を制する。」と言われた山城。東海一の堅塁を誇り、難攻不落の名城と謳われたこの城では、徳川家康と武田信玄・勝頼による攻防戦が繰り広げられました。特に1574年と、1580年の2度に渡る戦いは「高天神城の戦い」として戦国史上でも激戦として有名です。

掛川城(かけがわ‐じょう

掛川城

室町時代に今川氏によって築かれた城。桶狭間の戦いで今川義元が討たれた後、掛川城に逃げ込んだ子の氏真を家康が攻め、半年に及ぶ攻防の末、領有することとなったと伝えられています。後には山内一豊が在城し、大規模な修築を行いました。貴族的な美しい外観から「東海の名城」と謳われましたが安政東海地震により倒壊。現在は天守閣が復元されています。

富士山本宮浅間大社(ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ

富士山本宮浅間大社

全国1300余の浅間大社の総本宮であり、駿河国一宮として古来朝廷や、源頼朝、北条義時、徳川家康ら名だたる武将の篤い崇敬を受けてきた神社。境内には富士山八合目以上を含む。現在の社殿は徳川家康の寄贈により造営されたもので、社殿の隣には、かつて富士登山者が禊を行った富士山の伏流水が豊富に湧く湧玉池(国の特別天然記念物)があります。

三嶋大社(みしまたいしゃ)

三嶋大社

伊豆国一宮として栄え、源頼朝が源氏再興を祈願し深く崇敬した神社。頼朝の武勲にあやかろうと多くの武将に信仰され、家康も1954年に330石を寄贈。さらに関ヶ原の戦いの後、200石を加増しました。現在の社殿・幣殿・拝殿は江戸時代を代表する建造物として重要文化財に指定されています。

山中城跡公園(やまなかじょうあとこうえん)

山中城跡公園

“戦国時代末期に北条氏により築城された山城。天然の要塞の地に築かれ、畝掘と障子堀を多用した難攻不落の城であり、北条氏の西方防衛に重要な役割を担っていました。しかし、1590年、家康軍が主力部隊として一翼を担った豊臣秀吉の小田原征伐において、激しい攻撃を受け、わずか半日で陥落したと伝えられています。

伊豆山神社 (いずさんじんじゃ)

伊豆山神社 

祭祀の起こりが上古に遡り、全国の伊豆神社、走湯神社の起源となった神社。平治の乱によって伊豆国に流された源頼朝が篤く崇敬し、鎌倉幕府を開いた後には、関八州鎮護と称え多くの土地を寄進したと伝えられています。戦国時代には頼朝を崇拝していた家康も参拝し、その後天下統一を果たしたことから、強運・天下取りのご利益があることで知られています。

晩成期

久能山東照宮(くのうざんとうしょうぐう

久能山東照宮

家康の遺言により、秀忠によって創建された神社で、徳川家康を神様として祀る全国東照宮の創祀。国宝にも指定されている総漆塗・極彩色の社殿に、天下統一を成し遂げ、太平の世の礎を築いた家康の偉大な功績や江戸時代初期の豪華な文化を感じ取ることができます。博物館には徳川歴代将軍が所有した太刀、甲冑、装身具など貴重な品々が収蔵されています。

駿府城公園 (すんぷじょうこうえん)

駿府城公園

1585年に家康が築城し、江戸幕府将軍職を秀忠に譲った後、江戸から移り晩年を過ごした城。当時の木造建築は残されていませんが、東御門、巽櫓、坤櫓が復元されており、公園として整備された跡地は市民の憩いの場となっています。公園内にある静岡市立博物館では、家康や今川氏の歩みなど静岡市で育まれた歴史と価値を発信しています。

三保松原(みほのまつばら)

三保松原

日本新三景、日本三大松原の一つで国の名勝にも指定されている霊峰富士を仰ぐ景勝地。古くから多くの文化人を魅了し、絵画や詩歌の題材として取り上げられてきたことから「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一つとして世界文化遺産にも登録されています。家康も御座舟から眺めたり、朝鮮通信使をもてなしたりしてこの眺めを愛でたと伝えられています。

ジビエ料理

ジビエとは狩猟で得た天然の野生鳥獣の食肉を意味する言葉(フランス語)で、ヨーロッパでは貴族の伝統料理として古くから発展してきた食文化です。狩猟の対象となっている野生鳥獣は全てジビエとして定義されます。

鹿(しか)

ステーキ

イズシカ肉は脂肪分やコレステロールが少なく、たんぱく質、鉄分が豊富。ヘルシーで栄養満点なお肉です。ジビエ独特のクセがなく、とても柔らかく美味しい肉です。

猪(いのしし)

牡丹鍋

ラーゲンの材料となる「スレオニン」が猪肉には多く含まれ、成長促進作用があり、肝臓に余分な脂肪が蓄積して脂肪肝になるのを防ぎます。この「スレオニン」が冬場の猪のバラ肉には、牛肉の2倍以上、豚肉の3倍以上含まれています。

鴨(かも)

鴨鍋

鴨肉は一見脂が多く感じられますが、コレステロールが少なく不飽和脂肪酸や鉄分、ビタミンB2が他の肉類に比べてズバ抜けて豊富で、とても疲労回復効果が高いといわれてい ます。

うどん・そば

吉田のうどん

富士吉田市が誇る郷土料理・吉田のうどんの最大の特徴は、歯ごたえとコシがとても強い麺。 噛めば噛むほど素材と出汁の旨みが口いっぱいに広がる。かけうどんやつけうどんなどシンプルな味付けのうどんが多く、キャベツや馬肉がトッピングされていることが一般的です。

帯うどん

遠藤製麺で生産された幅広のゆでうどんです。代表的に「鍋焼きうどん」「すき焼き」「鍋料理」に最適である。帯うどんは、幅2.5㎝厚さ3㎜の幅広いが特徴の「ゆでうどん」です。

黒うどん

従来のうどんと違い、白くないので「黒うどん」という名前が付けられています。 白くない理由としては、無漂白の全粒粉に近い小麦の皮と玄米の粉を使用しているからです。 その為、食感がとてもモッチモチです。

塩鰹うどん

西伊豆の伝統的な保存食「しおかつお(塩鰹・潮鰹)」をふりかけ状にして、茹でたうどんにかけ、ネギ、のり、ゴマ、カツオ節などをのせ、だし醤油をよく絡めていただく。 風味豊かなしおかつおの味がしみてきて、箸をすすめるほどに美味しさが増す一品です。

茶そば

茶そば(ちゃそば)は、そば粉に抹茶を練りこんで打った変わりそばの一種です。
ゆで上げたあと水洗いし、もう一度湯通しして熱もりにして提供するのが本来の仕立て方で、この方がお茶とそばの香りが生きてくるとされています。静岡県の郷土そばとして有名です

磯おろし

名物メニュー「磯おろし」。創業当時では珍しい深夜営業など従業員も日々忙しい中、とにかく早く色々な物が食べられるものをというまかないメニューがお客様の提案によって商品化。戸隠そばの名物メニューが誕生したのです。大根おろし、ショウガ、きぬさや、海苔、揚げ玉のぶっかけそばです。

御厨そば(みくりやそば)

御殿場市の御厨地域の郷土料理。この地域はそばや麦を多く栽培していたため、農家が自前で、水を使わずに「山芋」や「自然薯」を使ってそばを打ち、鶏ガラでだしを取ったそばつゆをかけて食べた。

くだもの

静岡県でランキング上位の果物は「温州ミカン(普通)」「温室メロン」「ダイダイ」「オウゴンカン(黄金柑)」「はるひ」「レモネード」などです。 いちごでは「紅ほっぺ」「章姫」、みかんでは「三ケ日みかん」「ニューサマーオレンジ」などが、全国的に名前を知られています。 

温州ミカン(普通)

温州みかんは、一般的に「みかん」と呼んでいる日本の代表的な柑橘類です。読み方は「おんしゅう」ではなく「うんしゅう」と読みます。皮が薄くてむきやすく、食べやすいことが特徴です。

1番スタンダードな種類が中生で11月下旬~12月下旬頃に収穫します。

温室メロン

静岡県産はむらがなく、香りがよく、皮近くまで食べられます。「メロンの王様」といわれる高級品の温室メロンでは全国一の収穫量を誇っています。県内では袋井が最大の産地となっており、浜松市でも栽培が盛んです。

ダイダイ

ダイダイにはビタミンC、クエン酸、食物繊維が豊富に含まれ、免疫力アップ、疲労回復、整腸作用など様々な健康効果が期待できます。また、精神の安定や美肌効果も注目されています。

10月から12月が収穫時期で、日本を代表する柑橘類の一つとして親しまれています。

オウゴンカン(黄金柑)

果面はレモンのように綺麗な黄色で、油胞が凹んでいて若干荒く、果皮の厚さは2~3ミリほどで少し固いのが特徴です。果肉は淡い黄色をしていて食味は柔らかく、糖度も12度~14度ほどあり比較的甘く、酸味も適当にあります。また、芳香があり風味の良いのが特徴です。

はるひ

先祖の日向夏に似た爽やかな風味があり、柔軟多汁で糖度も13度と高く、適度な酸味もあり、食味が良い柑橘です。果皮の厚さは約3mmくらいありますが、比較的皮はむきやすいです。着色・減酸は日向夏よりも早く、2月に熟期となります。

レモネード

店頭にはほとんど出回らない希少な「レモネード」です。一見とても酸っぱそうですが、レモンの爽やかな風味はそのままに、程よい酸味とミカンのような優しい甘さが加わった珍しい柑橘です。レモンとは違い、プチプチの果肉を食べる柑橘です。

いちご

イチゴが持つその特有の甘さと酸味は、もちろんそのままでも美味ですが、お菓子やデザート、ジャムなどと組み合わせることで、その魅力が一段と引き立ちます。ビタミンCをふんだんに含むイチゴは、美容や健康への効果も期待できます。

地元の珍味

高足蟹(たかあしがに)

 高足ガニは、日本近海の深海に生息する巨大なカニで、主にトロール船による深海底引き網漁と、深海かご網漁で水揚げされます。

蒸し焼き。カニみそが溶け出しにくく、うま味を保ったまま食べることができます。

脚を焼いて食べると、うま味が凝縮されておいしく、刺身にすると、さっぱりとしていてクセのない味わいが楽しめます。

桜海老(さくらえび)

 世界中で駿河湾にしか生息しない、幻の海老です。静岡駿河湾でしか水揚げされない桜えびは「海のルビー」と呼ばれています。

水揚げされる新鮮な生さくらえびは地元でしか味わえない珍味です。近隣の料理店に遠くからわざわざ訪れる人もいる程です。

生しらす

釜揚げしらすやしらす干しは年間を通して全国に流通していますが、産地だからこそ楽しめるのが、獲れたてをそのまま食べる「生しらす」です。

生しらすの特徴は、何といってもぷりっとした食感。食感を生かし、生姜やにんにくと醤油を付けてそのまま食べるのが定番です。

近隣の料理店に遠くからわざわざ訪れる人もいる程です。

地魚(じざかな)

漁船がトロール漁で獲ってきてくれる”地魚です”。知る人ぞ知る旨い白身魚です。から揚げにすると最高です。

深海魚独特の目の大きさで、水揚げ直後は、目が光ってるんです。

ちょっと器量が悪いのですが、これが、また食べて見ると、驚きの美味なんです。

漁師めし

漁師めしとは、漁師が漁の合間や港へ戻った際に作る、獲れたての新鮮な魚介類を用いた料理です。漁師町のごちそうをイメージできる料理。

沖あがり

生の桜エビを豆腐やねぎと一緒にすき焼き風の味付けで煮込んだもので、沖から上がった桜エビ漁の漁師が、漁の反省をしながら酒の肴に食べた鍋料理です。

がわ料理

漁に出た漁師が船上で作ったのが始まりとされる御前崎の郷土料理。 氷水を入れて味噌を溶かして食べる、「冷やし味噌汁」です。 各家庭で材料に違いはありますが、代表的なものとしては、生のカツオ、キュウリ、梅干し、シソなどを刻んで入れます。

ねこめし(ねこまんま)

ねこまんまの語源は、猫に与えられる飼い食(まんま)に由来しています。 昔の日本では、猫に魚や鰹節を混ぜたご飯を与えることが一般的でした。 この風習が、人間が同じように具材を混ぜたご飯を食べる料理として広まり、ねこまんまと呼ばれるようになりました。良質なだしの原料が獲れる静岡県は一味違う。

まご茶漬け

まご茶漬けは、もともと漁の最中に船上で食べられていた漁師めしであり、カツオ、アジ、マグロなどの刺身を生姜醤油に漬けたものをご飯の上にのせ、熱い煎茶をかけて食べる。名前の由来は、漁の合間に食べるため「まごまごしないで早く喰え」という意味からと云う。

静岡名物

名物とはその土地で名高い産物のおこと、名産やその土地で、特有な物や評判になっているものです。

鰻(うなぎ)

夏バテを防ぐためにウナギを食べる習慣は、日本では大変古く、『万葉集』にまでその痕跡をさかのぼることができます。

静岡県三島市の名物である「うなぎ」は富士山の湧水で生きたうなぎを数日間泳がせることで、生臭さが消えた美味しいうなぎができあがります。

とろろ

長芋や大和芋といった「ヤマノイモ科」に属する芋類を総称して「山芋」と呼びます。

自然薯は日本原産の野生種で、その他の山芋(長芋、大和芋など)とは別物です。古来より滋養強壮食として珍重され山菜の王者と呼ばれ親しまれて来ました。また漢方名「山薬」と呼ばれいろいろな効用が説かれています。

安倍川餅(あべかわもち)

「安倍川もち」の名前は県内に流れる安倍川にちなんだものであるが、江戸時代、徳川家康が命名したという説と、東海道を旅する人々の間では安倍川の茶屋で売られていた名物として有名だったため、安倍川もちと呼ばれるようになったという説がある。

静岡おでん

静岡おでんは、牛すじ、黒はんぺん、練り物、大根、卵など具材を全て串に刺し、色の黒いだし汁で煮込み、青のりや魚のだし粉をかけて食べる静岡の郷土料理です。駄菓子屋でも売っているため、おやつがわりに子どもの頃から慣れ親しんでいる人が多いようです。

猪鍋(ぼたん鍋)

「ぼたん鍋」は、白と赤の合わせみそをベースにしただし汁に猪肉と季節の野菜を入れて煮る鍋料理です。
始まりは捕獲したイノシシの肉をみそ汁に入れて食べたことや、みそ仕立ての鍋物にしたことだと云われてます。

おもろ

「おもろ」と聞くと意味が分からない方もいらっしゃると思います。遠州地方で古くから食べられている味付け豚足です。また豚足料理の総称でもあります。

なんとも表現しがたいふわふわぷにぷにの食感とあとからじわりと染みてくる味わいがクセになります。

郷土寿司、鮨

色々な寿司がある中で、各地の風土に根差した寿司、地元でとれたものや手に入れにくかった貴重な食材などを使って作られた寿司、それが「郷土寿司」です。ネタに魚を使っていないものが「寿司」、魚を使ったものが「鮨」と使い分けられている場合もあります。

鮨・寿司

寿司は酢飯の上に主に魚介類をのせた日本料理です。寿司には様々な種類のネタがあり、旬に応じた寿司を味わうことができる。寿司は特に素材の鮮度が重要です。

握り寿司の他にも巻き寿司、いなり寿司、ちらし寿司、押し寿司などがあり、その他、日本各地にはその地方独特の寿司が根付いています。

鯵鮨(あじすし)

鯵は適度に脂がのっていて甘みがあり、味が良いから『アジ』と呼ばれ日本人には馴染みの深い魚です。
鯵寿司は、適度に脂ののった味のいい鯵を使用して、餅米入りの酢飯、黒板昆布を使用して、昆布と鯵と酢飯の相性がピッタリでとても美味しいです。

秋刀魚鮨(さんますし)

背開きにし、塩漬けしたサンマを酢に漬け、魚の大きさに合わせて握った酢飯の上にのせ、かたちをととのえてラップに包む。翌日から2日目位で味がなじむので、食べごろになる。サンマを酢に漬ける時間は好みに応じて調整する。

定番海鮮

金目鯛(きんんだい)

金目鯛は一年を通して味が安定しているので、季節を問わずに楽しむことができます。旬の時期は産地によって異なり、静岡県は12〜2月と冬の時期と少し遅めの産卵前に脂がのっておいしくなります。

伊勢海老(いせえび)

伊勢海老の旬は地域差があるものの、概ね海水温が下がる秋~冬。身が引き締まり、プリッとした食感が楽しめます。

紅葉や温泉など秋冬のお楽しみと合わせ、伊勢海老の産地を旅の目的地にするのもおすすめです。

鮑(あわび)

縄文時代の遺跡からもアワビ殻が出土し、また邪馬台国の女王卑弥呼に始まるそれぞれの時代の天下人の食卓に必ずアワビがのっていたとのことで、昔から日本人の食生活に重要な位置を占めてきた。

また、貝を食材とした日本料理のうち、料理の種類が一番多いのもアワビである。

海鮮丼(かいせんどん)

江戸前寿司におけるちらし寿司は、酢飯に握り寿司用の種を飾り乗せした料理であるが、海鮮丼は一般に酢を加えない温かい白飯を台とする。酢飯を用いたものを海鮮丼と呼ぶこともある。

わさび醤油を全体にふりかけたり、手塩皿に取った醤油に種をその都度つけながら食べたりする。

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