カテゴリー: 伊豆８８遍路

1301（正安3）年に開かれた寺院で、当初は帰一庵と称していました。 後に帰一寺と名称を改めます。 1848（弘化5）年に現在の本堂が建立されました。

延暦十九年（800年）（大同3年（808年）とも）、27歳の弘法大師は伊豆巡錫中に仁科を訪れました。弘法大師が当地で読経されていると、森の中の六本の巨木が六条の光を放ちました。
お大師様はこれを六道衆生の苦しみを救済する地蔵菩薩有縁のものと考えられ、ここを富貴野山地蔵金剛法蔵密院と名づけられました。

始祖といわれる復岩が1494（明応3）年入寂であることから、開山はそれ以前と思われます。 1644（正保元）年に再興されました。

嘉元（1303-1306年）の頃（嘉元二年とも）災害に遭い、雲林和尚が濱村中村字中の島に移し旧天福寺の号に因んで天福山と号したといいます。（このとき東福寺と号したという説もある）

永和三年（1377年）災害のため諸堂が大破、應永二年（1395年）佛印大光禅師を中興開祖とし、真言宗から臨済宗へと改宗した。

かつては仁科の安城山麓にあった法眼庵という小さな庵でしたが、海濤により大破、荒廃しました。享保年間にこの地を修行で通りかかった僧、幽厳が法眼庵と堂ヶ島の走嶋山長平寺の荒廃を嘆き、二院を合併して正島山法眼寺としました。

576（天正4）年に三誉上人によって開かれました。火災により寺伝等を焼失しているので、情報の少ないお寺です。大行寺は戸田のほぼ街なか、大川の河畔にある浄土宗寺院です。

663年にこの地を訪れた行基が自ら薬師如来を彫り、医王山大泉寺としたのが始まりであると言い伝えられています。 1534（天文3）年に現在の寺域が整えられました。

和歌山からこの地に来た一族が菩提のために建立した寺院です。 航浦院は駿河湾に面した西浦江梨にあります。こちらはもともと旧別格第8番の札所でしたが、平成31年4月24日より第85番霊場になっているようです。

修禅寺は、静岡県伊豆市修善寺に建立されている曹洞宗の禅寺です。大同二年（807）に、真言宗の開祖である弘法大師空海によって開創されました。​建長年間（1249-1255）に臨済宗となり、応永9年（1409）の戦乱により、伽藍を焼失しましたが、その後、伊豆国を治めた北条早雲により再建され、現在の曹洞宗となりました。1863（文久3）年に火災によって堂宇を焼失しましたが、数年をかけて再建されました。