第50番札所 玄通寺

かつては下田市との境にある小松野山の頂にありましたが、何度もの火災に遭い記録が焼失しているため、創建年等は一切不詳となっています。 しかし開山の玄翁心昭が1396(応永3)年に入寂していることから、草創はそれ以前と考えられます。 1911(明治44)年に庫裏が、翌年に本堂が現在地に移されました。

寺伝によると当初は下田寄りの小松野山の頂上にありましたが、数度の火災で記録を失い創建等は不詳となっています。開山は玄翁心昭(源翁心照空外)。應永三年(1396年)の入寂につき草創はそれ以前とみられています。玄翁心昭は那須野が原の殺生石を破砕して妖事を止められたと記されています。慶長・元和の頃(1596-1624年)、鶴翁和尚により再興。明治44年(1911年)に庫裏、翌年には本堂が現在地に移されています。

本堂は寄棟造銅板葺で向拝柱のないすっきりとしたつくり。当寺には江戸後期~明治時代作の木像「鳥抱き猿像」が伝わり、「その姿には災いや病を『取り(鳥)去る(猿』という意味が込められている可能性があります。」とのこと。

六地蔵と参道入口
本堂
向拝
鳥抱き猿像
山号古松山(こまつざん)
寺院名玄通寺(げんつうじ)
宗派曹洞宗
本尊観世音菩薩
真言おん あろりきゃ そわか
住所賀茂郡南伊豆町一條456

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