第55番札所 修福寺

奈良県奈良市の大安寺の別院として開創された石門寺という寺院でした。 所在地は開創時は南伊豆町青市に、その後手石、現在地である湊と変遷しました。 その際、名を飯盛山修福寺と改め、曹洞宗に改宗しました。

「当初大和の国大安寺の支院として開創。(大安寺は現在は真言宗だが以前は(南都六宗の一つ)三論宗で大安寺流の寺として知れわたっていた。)」とのこと。

当初は南伊豆町青市の大寺山にあって石門寺と号し、後に手石から現在地に移転しています。手石から現在地へは天文十三年(1544年)寂用栄順和尚が移され、師の香雲寺四世実堂宗梅を開山として請じ、その折に寺名と宗旨を改めたといいます。

所蔵の「紙本墨書大般若経」は大治五年(1130年)国司(大江)通国、源盛賴等の奥書があり、国の重要文化財に指定されています。

木立の茂る石段をのぼっていきます。石段手前には寺号標と札所標。伊豆横道三十三観音霊場の札所でもあるので、併記された札所標です。正面に本堂。左手に収蔵庫、右手に庫裡。本堂は寄棟造桟瓦葺で向拝柱のない構成です。本堂内見上げに「瑠璃殿」の扁額

参道入口
六地蔵と参道
向拝
扁額
山号飯盛山(いいもりさん)
寺院名修福寺(しゅうふくじ)
宗派曹洞宗
本尊薬師如来
真言おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
住所賀茂郡南伊豆町湊662

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