第60番札所 善福寺

幾度かの被災の末、詳細な記録は不明となっていますが、1628(寛永5)年に入寂した了快を中興の祖としています。 天保年間(1830~1844年)に本堂・庫裏が再建されました。

妻良(めら)という地名について「三嶋大神の后神にちなむといい、妻良は三嶋大神の「妻」のこと。妻良は妻浦ともいい、「めうら」が「めら」となった可能性もある。」と云う。伊豆横道三十三観音霊場第31番、伊豆国(下田南伊豆)七福神(福禄寿)の札所を兼務され、3種の御朱印を授与されています。

石段の参道の右には胎蔵大日如来のお種子「ア」、左には不動明王のお種子「カーン」が刻まれています。山門は切妻屋根銅板葺の四脚門、本堂は入母屋造銅板葺で向拝柱はなく、向拝正面は幾何学紋様の開戸と格狭間&花頭窓を配した脇戸。見上げには山号扁額を掲げています。

石段の参道
山門
向拝
山号扁額
山号龍燈山(りゅうとうさん)
寺院名善福寺(ぜんぷくじ)
宗派真言宗(高野山真言宗)
本尊大日如来
真言おん あびらうんけん ばざら だとばん
住所賀茂郡南伊豆町妻良809

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