富士山域(山頂の信仰遺跡)

山頂の信仰遺跡

富士山山頂には、富士山本宮浅間大社奥宮・浅間大社東北奥宮(久須志神社)や金明水・銀明水等の宗教施設があり、地形のなかには内院(火口)や安河原(賽の河原)等の宗教的な名称がつけられた所がある。

また、火口壁にある剣ヶ峯や白山岳、久須志岳等の峰々は「八葉」や「八峰」と総称され、かつて山頂部は曼荼羅世界に擬えて考えられていた。

お鉢巡り
剣ヶ峯
白山岳
久須志岳
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村山浅間神社

村山は、富士山における修験道の中心地であり、明治時代の廃仏毀釈運動により廃されるまで、興法寺という寺院があった。 鎌倉時代には、末代上人に関連する修行者により寺院が成立したと考えられ、村山には正嘉3年(1259)の銘がある大日如来坐像が伝わっている。

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須山浅間神社

須山の浅間神社は集落とは沢を隔てた柳沢の地に鎮座し、祭神は木花開耶姫尊である。

慶長3年(1598)の社殿旧記によると、景行天皇(110)の時代、日本武尊が蝦夷征伐のとき、この地を訪れ浅間神社を創起し、更に欽明天皇13年(552)に蘇我稲目が再興したとある。

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富士山―信仰の対象と芸術の源泉

富士山は一国の文化の基層を成す「名山」として世界的に著名であり、日本の最高峰を誇る秀麗な成層火山である。

信仰の対象と芸術の源泉として、また、文学の諸活動に関連する文化的景観として世界的な意義を持つ、顕著な普遍的価値を持つと評価されました。

平安時代から中世にかけては修験の道場として繁栄した。近世には江戸とその近郊に富士講が組織され、多くの民衆が富士禅定を目的として大規模な登拝活動を展開しました。

構成する文化遺産

  1. 富士山域山頂の信仰遺跡、富士宮口登山道、須山口登山道、須走口登山道、吉田口登山道、北口本宮富士浅間神社、西湖、精進湖、本栖湖)
  2. 富士山本宮浅間大社
  3. 山宮浅間神社
  4. 村山浅間神社
  5. 須山浅間神社
  6. 冨士浅間神社
  7. 河口浅間神社
  8. 冨士御室浅間神社
  9. 御師住宅-小佐野家住宅
  10. 御師住宅-旧外川家住宅
  11. 山中湖
  12. 河口湖
  13. 忍野八海-出口池
  14. 忍野八海-お釜池
  15. 忍野八海-底抜池
  16. 忍野八海-銚子池
  17. 忍野八海-湧池
  18. 忍野八海-濁池
  19. 忍野八海-鏡池
  20. 忍野八海-菖蒲池
  21. 船津胎内樹型
  22. 吉田胎内樹型
  23. 人穴富士講遺跡
  24. 白糸ノ滝
  25. 三保の松原

忍野八海(おしのはっかい)とは

富士講跡
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